究極の利権団体

小池百合子新知事になって、と言おうか立候補の動機だったと言おうか彼女の口から出てくる言葉に「利権」という単語がやたら印象的ですね。
そういえば彼女には当時の防衛庁にあった際徹底的に庁内の利権やいわうる沖縄利権等にメスを入れその結果利権団体と刺し違える形になって職を辞したような経緯がありますね。
また台湾の地震の時も彼女は世界のどの国よりもいち早くしかも最も多くの人数の救助隊を現地に派遣しました。残念ながらご遺体が見つかる度に、日本の救助隊は合掌、黙祷し助けられなかった事をお詫びしてたと聞きます。
台湾の人たちは、統制の取れかつ効率的にもかかわらず心のこもった行動を見て改めて日本人の素晴らしさ、日本の文化の奥深さに胸を打たれ彼らが桃園国際空港から帰路につく際集まった誰からともなく感謝の拍手が起こったそうです。
そういった一連の救助活動を政治家として指揮したのが小池さんでした。
その事が逆に東北の震災の際には、台湾の人たちはいち早くメディアを通じてテキパキと募金活動をすすめ、数百億円の現金を被災者のために送って下さいました事は誰の記憶にも新しいところです。
台湾と日本の物価の差は感覚的に3倍から5倍ありますから、彼らにすれば数千億円規模のお金ですね。
話を元に戻すと、小池さんが許せなかったのは都議会の腐りきった利権構造であり今時何々のドンとか本人は思ってないでしょうが、極道の世界のように都民を、国民を利権のネタにするような構造を何とか打ち破らないと傍から見ているような東京都と全く程遠い旧態依然の悪癖が温存し続けることになると、お考えになったと不肖僕は思います。
そういえば記憶に新しいところでは兵庫県議会議員の号泣会見等は裁判で有罪になってますが、東京都議会のみならず地方議会が利権化している事を見事に証明しているのではないでしょうか?
地方議会が多すぎる、重複しすぎる、年間90日も稼働しないのに報酬が多すぎる、事を考えると地方議会は僕の目からは究極の利権団体に見えますね。
しかしよく見ると地方議会の他にも日本だけでなく世界中に利権団体が溢れている事が分かります。
JOC、FIFA等の金権体質といえば通り一遍ですが、それ以外のほとんどの何々理事会何々委員会等は何らかの隠れ蓑に隠れているもののやはり同じようなものだと思いますね。
自己の利権の追究のために国民を食い物にする団体をこの世から根絶しなければこの国の将来は徐々に腐敗がすすんで気がついたらどうにもならない状況に陥るのでは無いでしょうか、ということを今回の小池さんの件でちょっこし考えてみました。

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