昔型のオリンピックは終わったか

今回のリオデジャネイロのオリンピックを見ていていろいろと考えさせられました。

もちろん日本のメダル獲得数だけを言ってるのではなく、もっと幅広い話なんですが、昔のオリンピックではよく8位入賞というけったいな賞が結構多かったような気がします。勿論、今でもそういう賞もあるのでしょうがいったい入賞とは表彰式にも呼ばれないでどんな賞なのかよくわからない人が多いのではないでしょうか?僕も申し訳ありませんが存じ上げません。
確か卓球の愛ちゃんだったかが「3位以下は地べたですから。。」という表彰台を意識したコメントをインタビューで泣きながら述べてるのを聞いて、なる程さすがと思った記憶が残ってます。

やっと今回のオリンピックで日本チームには8位入賞とか何だか申し訳みたいな順位がめっきり減り世界と勝負の出来る選手がずいぶん育ってきている事は頼もしい思いがしますね。
選手は勿論絶え間ない努力をしておられるしメダリストの育成を担当される指導者の方々には本当に心から敬意を表したいと思います。
カヌーとか競歩など今までの日本チームには無縁だった競技でも目立った成績をあげる選手も目につきますね。とても素晴らしいことだと思います。
また明らかに身体の能力で及びそうにない競技でも、戦術で世界をアッと言わせる男子400メートルリレー等素人の僕など想像もつかない素晴らしい快挙がありました。
逆に全く勝負にならない種目の指導者は無策のまま放置しておくのではなく知恵を絞り手を尽くしその上で自分の能力が及ばないのであれば世界に教えを乞う事も辞さない覚悟で選手の育成に取り組んでもらいたいと思います。

また、素晴らしいといえばメダルを噛むメダリストもめっきりと少なくなってきました。前から思ってましたがあのメダルを噛むという行為はいったい誰が始めたのでしょうか?

Wikipediaによれば

「織田信長が、前年討ち取った浅井久政・長政及び朝倉義景の髑髏に漆を塗ったものを馬廻衆との宴に披露したと『信長公記』にあるが、『浅井三代記』ではこれらの髑髏を杯にしたとある。」
つまり勝ったほうが負けたほうの武将の頭蓋骨で酒を飲んだりしていたのでした。

勝った時にメダルを噛むという行為が何やらそれを思い起こさせるのは僕だけでしょうか?現代の日本人には全然似合わない野蛮さを感じるだけでなくたまたま力が及ばなかった選手への敬意を感じられません。
さらに、国家斉唱の際胸に手を当てるのもどう見ても日本人には似合わないけったいな態度のように思いますし勿論こういった習慣は日本にはありません。これも最近目にしないのはちょっとほっとしてます。
表彰台といえば、日の丸が揚がった時に大きな声で君が代を斉唱した体操チームなどとても見ていて頼もしい思いをするだけでなく健全な精神を感じますね。
昔型の表彰台では、学校できちっと教えないのか、君が代をしっかりと斉唱する光景はあまり見られませんでした。




ロシアチームは今回国家ぐるみの問題がありメダル獲得数は伸び悩んでいますが、中国や韓国は前回のロンドンから比べて大幅減となってますね。
その背景にはチャレンジシステムの導入により、ビデオ判定が採用され審判の誤審(実は買収等のロビー活動とも言われていますが)等が目に見えて少なくなってきた事が挙げられます。

ロビー活動といえば中国は所謂チャイナマネーを米国親中派に大量に送り込み、例えばサンフランの市長であるエド・リー氏は中国系アメリカ人ですね。
クリントン財団にも相当マネー攻勢をかけ、アメリカを意のままに操ろうとしているのでしょうか?
オーストラリアのターンブル首相もご存知のように急速に中国シフトしてますし、韓国の国連でのロビー活動によって日本の立場は相当貶められていることも周知の事実ですね。
でも昔型のロビー活動は、中国経済の変調、ネット社会の拡大、パラダイムの変化等により韓国も含め何らかの変調を迫られるのではと僕はみています。
その上で政治経済でも日本は世界のお手本にならなければなりません。今回のオリンピックの日本の戦い方が世界を驚かせたように、世界に尊敬される国に近づきたいものです。




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