天童市水車の鳥中華

山形の天童市といえば将棋のコマ生産日本一で有名だけでなく、勿論水車の板そばだよね。
僕は東北の営業部にいた頃10年位前になりますが、初めての東北の冬を迎え、その年はたまたま大雪で、車でお得意先におじゃましようと仙台から車で下道をトロトロと山形方面にむかいました。
秋保温泉、作並温泉を超えてトンネルを出たらそこは雪国でした。
まあ除雪は一応されてるんですけど、路肩に寄せられた雪がまさにボブスレーのコースを走ってるイメージになってました。
雪の壁は相当高く当然周りの景色は殆ど見えません。どうりで信号の赤、黄、青が縦についてるはずだと思いました。
お昼になって先輩の部下の方に連れてもらったのが水車の板そばでした。
板そばはまあ関西辺りと比べれば二玉ぐらいの量がありずっしりどっしり。ざるではなくって、板の上に威風堂々と鎮座ましましておられます、そんな感じですね。
鰹出汁のつゆにつけ、一口口に運ぶと何と粘土のような食感です。十割そばですから、もろに蕎麦好きの僕にでさえ屈服の食べごたえですね。それからは蕎麦を食うというより、蕎麦との戦いですわ。


そういう事で板そばは少々マニアックなのですが、実はお客の十中八九は上の写真の鳥中華を頼みます。
品のある鶏出汁醤油味のおつゆは、真夏には食べやすい温度に配慮されていて独特の縮れ麺とはなんともかんともベストマッチですね。
「鳥中華」何ともシンプルでわかりやすいネーミングです。そして一度食べると軽い中毒症状というか、禁断症状に囚われ、仙台まで来るとついなんだかんだ理屈をつけて天童までフラフラと来てしまいます。
今回もそうです。
メインの目的は山寺の参拝、山寺の神秘を中国語で説明し日本の歴史に浸ってもらうこと。それは見事な修行寺なんですが、心はそわそわ時間の割り振りを天才的な頭脳で計算し、何とか早く参拝を済ませ天童まで走らないと、、、
水車は12時過ぎるとやっぱり混むし、1時過ぎを狙って大汗かいて慌てて食ってそして仙台インタには何としても3時前には入りたいし、、、
ちょっこし飛ばして行くか、まてよ、レンタのパッソに大人4人しかも大型のスーツケースが満載、これでは坂道だと軽4にも抜かされそうで、、、
うーーーーん、何とも悩ましい。


ごめんなさい、山寺はとても素晴らしい修行寺ですよ。じっくり拝観させていただけば2時間は余裕でかかりますね。





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