今朝の騒ぎで考えたこと

 朝6時前に目がさめていつものように ベッドの中で、CME(シカゴ株式先物)とドル円を確認しようとNexus7をオンにしてしばらく眺めているとニューヨークのドル円はみるみる円高に振れ、CMEも、これもみるみる下落してゆくので何かあったのかと思っていましたが、朝食を作ろうと一階に降りてNHKを見ると福島県沖でマグニチュード7以上の大きな地震があり津波警報が発令されていました。今回は「つなみ!にげて!」とか画面に表示され、「命を守るためにすぐに逃げてください、津波はもうそこまで来てます!」とアナウンサーがやや興奮気味に報じ大騒ぎになっていました。


NYは日本時間の朝6:00に終わったためさほど混乱はなかったようですしドル円もしばらくして落ち着きを取り戻して昨夜のレベルまで戻っていったようですが、おそらく海外市場は再び東日本大震災に匹敵するような災害が日本で起こったのかと思い、軽くパニックったようでした。しかしその後の状況を冷静にみるとほとんど被害のなさそうな事から何事もなかったように落ち着きを取り戻したのでしょう。
直接怪我をされた方やその他の被害がほとんどなかったことは大変よかったとは思いますが、しかしもう少し的確で正確な予報ができないものかと常々思います。東北地方での早朝から寒い中避難指示が出てお年寄りなどは大変な思いをされたのではないでしょうか。
しかも到達予想時刻をとっくに過ぎているのにいまだに津波予想3メーターとか表示して実際は90センチ、この誤算はいったいどういったことでしょうか。要するに気象庁は天気予報と同じではっきりしたことは何もわからないということですね。以前御嶽山の噴火の事でもこのブログに書いたように、多くの人に影響を及ぼすことについてはもう少し精度の高い情報を出せるように常々真剣に努力すべきであり、もっと言えばわからない事を分かったように言うのはかえって危険ではないでしょうか。


専門家と僕らのような素人との違いは、もちろん経験や学識にあるでしょうけれども橋下徹前大阪市長が言うように、テレビのコメンテーター(小銭稼ぎですか)や、謎の専門家、実務を知らない大学教授などは専門家と申しません。すなわち言ったら言いぱなし、何の責任もない。こんな人たちはただ同じ思いの人たちが集まった井戸端会議メンバーであって、気楽なものですね。

しかし多くの人の命に関わる地震学者や火山学者、気象庁をはじめ多くの人に影響を及ぼす経済学者、この前あった憲法学者さん等は大学で神学論争をしてる分にはいいですが、人からお金をとって公に対して言動を発する以上主義主張や発言には責任が伴うのではないでしょうか。

改めて、早朝から辛い思いをされた方々や軽微ではあっても被害に遭われた方々にはお気の毒に思います。一刻もはやく暖かく気が休まるご自宅でゆっくり休んでいただけることをお祈りいたします。

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