寒い夜には鍋焼きうどん(B級)

ここ数週間北近畿に降雪があったり、貴船神社が雪のため参拝停止になったり急に冬らしくなって空気の匂いも違いますね。もちろん山形をはじめ北東北地方に比べると些細なものかも知れませんが、降雪に慣れてはいない関西人にとっては結構大騒ぎになります。なにより普通の人は車にタイヤチェーンを取りつける技術がありませんし、ノーマルタイヤしか持っていません。もちろん僕もその一人ですが。

僕が初めて北東北地方に赴任した時は特に大雪で、山形の道路がまるでボブスレーのコースのようになっていて街の風景も見えず戸惑ったものでしたし東北自動車道の地吹雪で前がほとんど見えない状態も困ったものでした。むしろ京都では雪の風景が素晴らしく美しく、被害を受けた方には申し訳ありませんが、観光で京都に訪れた外国人にとっては日本の美しさを満喫出来てラッキーだったのではないでしょうか。



特に金閣寺などは中華圏からのお客さんが多く。台湾からの観光客であればおそらく平地では生まれて初めて雪を見た方もおられてとてもいい経験をされたのではないでしょうか。
一昨年、台北の山沿いがうっすらと雪化粧ということもありましたがその時は凍死者が出たりして大変だったとききます。つまり台北市には暖房設備が十分でなく、僕がよく利用するホテルも実は空調のスイッチは三段階になっていて、それは冷房の切、弱、強であって暖房のモードはありません。では本当に寒いときにはどうするかといえばそんなことは滅多にある事ではありませんが、ルームサービスのお姉さんが気を利かせてやや厚めの毛布を部屋に持ってきてくれます。ただそれだけですね。

それでも一応1月、2月などでは、やや肌寒い日もあり(といっても最高気温が20度を少し割り込む程度ですが)台北の若者たちは見栄を張って、駅前のユニクロで買ったダウンなど来て歩いています。僕はもともとちょっと暑がりなので、クリスマスでも半袖で十分でしたけどね。



さて日本の我が家ではお正月の残った野菜やかまぼこなどの処分を兼ねて鍋焼きうどんを作ってみました。ちょっとズルしてエビ天は買ってきたものですが、最後に煮込むのでさほど味的には問題がない事と、実はエビが曲がらずに真っ直ぐに天ぷらにする技量が僕にはありません。
では、例によってB級レシピと行きましょう。


  1. 水600㏄に対して日高昆布一枚、かつおだし大1、醤油大1、味醂小1で出汁を作っておきます。昆布は最低2,3時間はつけておきましょう。
  2. 椎茸2枚、カマボコ数枚、人参少々、小松菜一株、白ネギ中一本、ゴボウ中一本、三つ葉一束を切って準備しておきます。
  3. 出汁が沸騰したら、2の三つ葉以外を軽く煮て、うどん二玉も投入3分間ぐつぐつさせます。
  4. いい感じになってきたらエビ天を出汁につかるくらいにして、衣が柔らかくなってきた頃を見計らって卵を落とし三つ葉を飾ります。この際、お茶碗等に卵を取ってから鍋とダッキングさせるとカッコよく収まりますね。
いやあ、たまらん。日本に生まれてきてよかったなあと思う瞬間がフーフーいいながら鍋焼きうどんを突っつくときです。まず海外ではかつお出汁は簡単に手に入りませんし醤油は最高の調味料といえますね。
以上調理時間およそ10分ですが満足感の高い献立でした。

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