阿里山森林鉄道と奮起湖の名物弁当


台南の友人に頼んで事前に取ってもらった阿里山鉄道の切符を持って朝早くからホテルを抜け出し台鉄、嘉義駅の阿里山鉄道のプラットホームに向かいました。
平日は1日1便が往復しているのみで、行きは9時嘉義発~11時40分奮起湖着。帰りは14時奮起湖発~16時40分嘉義着。行きも帰りも2時間40分の旅です。
当日チケットは、出発30分前にチケット窓口で販売されますが、売り切れとなったらそれまでなので、事前に取ってもらいました。


奮起湖大飯店の名物お弁当


「奮起湖」駅下車後、駅横の細い坂道を道なりに降りて行くと、前方の右に「奮起湖大飯店」の看板が見えてきました。徒歩約2分で到着。
お弁当の種類は二種類のみで鳥と豚肉ですね、僕は鳥の足が大好きなので上のお弁当を頼みました。160元(日本円で600円弱)
店内はすごく混みあっているのですが、その熱気で人気の度合いが感じられます。テイクアウトして駅の構内のベンチで食べるとかもいいのですが、キノコのスープが魅力的だったので中国語の「内用」(ネイヨン)で店内で食べました。


さて、お弁当を堪能したあとは散策です、おっとその前に阿里山森林鉄道のユニークな点を少々説明しなければ。

いよいよ入線です

可愛い列車と車掌さん


列車列車が嘉義駅の一番端のホームに到着後、写真を撮ったりして乗り込みました。小さな遊園地の列車のようで、通路を挟んで椅子2つずつに横1列でも何だかとってもワクワクします。各車両にトイレも完備されていますね。
車掌さんは女性で、ワイアレスマイクでずっと観光案内をしてくれていました。聞き取りにくくても、皆が右を見たり左を見たりするのについてくと、絶景ポイントを目にすることができます。もちろんきれいな中国語と英語ですが。

到着した奮起湖駅は僕も大好きなレトロな駅舎に、整備工場それに空気のきれいな山間にお約束の老街、これだけ揃えば言うことなしです。


何だかとってもほんわかとした一日旅を嘉義で過ごしました。おまけですが嘉義といえば台湾の片田舎のチームが強豪の台北一中や台北商業を抑え甲子園に出場するまでを描きなから時代背景や日本との絆を厳しいなかにも美しく素晴らしい思い出として訴えた「KANO 1931海の向こうの甲子園」という映画が有名です。
映画の後半にはカラカラの華南平野に豊かなダムを築き今なお台湾人から尊敬され教科書にものっている八田與一氏も出てきます。(烏山頭ダム)ちなみに題名の「KANO」は嘉義農林学校の事です。市内中心部の文化路夜市のロータリーには球児のモニュメントが飾られていますね。

ダム湖畔にある八田與一の銅像
日本統治時代(日帝時代と台湾では表現されますが)に水道や鉄道などの生活インフラを整備し、病院を作り、農業や林業、水産業までも伝授し日本本土の帝国大学の整備を遅れせてまで台湾帝国大学を設置して台湾の近代化を全力で後押しした日本に未だに感謝と尊崇の念を持つ台湾人も多くいます。
台湾大学の本部キャンパス(公館)にある図書館では、日本のパスポートを見せるとごく簡単な登録で一日利用することが出来ます。



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