台南B級グルメの旅
台湾ラーメンと言えば名古屋地区によくありますがあんなのは台湾で見たことがありませんし、ちょうど関東などの縁日の屋台などで「大阪焼き」と言うのがよくありますかあんなもの大阪には60年以上住んでますが見たことがありません。それと同じ類ですね。
さてB級グルメとしての台南の中心地は保安路とか国華街とかが中心となりますが、今回はその最も中心地にある水仙宮市場に行きました。着いたのはちょうどお昼の1時過ぎでしたがまだ昼間の混雑も収まらずもらった番号札は76番、現在まだ50番台しか呼ばれてませんががんばって20分ぐらい待ち、もちろん友達の女性とたわいもない話をしながらやっと僕たちの番が回ってきました。
出たあ!これがこのお店の定番中の定番の海産麺ですね。まずスープはあたかもとんこつのちょっと薄味ってところですかね、入っている具材の主なものはイカ、タコ、魚のすり身のお団子、それに豚肉と豚レバーさらにもやしと煮卵とその他野菜たっぷりその上に鶏そぼろのトッピング。
これは一体何ラーメンと言うんでしょうかね。値段は55元とのことで日本円では180円位ですか、しかも僕はこれをぶっこみで食べましたが彼女は乾麺と言ってつけ麺タイプで食べることもできます。ちょっとおしゃれです。更に小皿にコチジャンのようなものを垂らして豚のレバーとかイカとかタコとかつけながら食べてみました。麺は特に変わったところもなくごく普通の中華麺と同じような感じで、でも食べやすい感じにホットしました。もちろん最後のスープの一滴まで全部飲み干してしまった事は言うまでもありません。
もちろんここまでチャンポンになったラーメンなど日本では見たことがありませんし充実の一杯と言えるでしょう。ただし店内は日本の感覚から言うときれいとは言えずピーク時には数十分待つことが必要であること。また水仙宮市場は本当の地元のための市場のため、観光の日本人には出会った事はあまりありません。
海産面、55元 |
台南の朝は冬でも早く、概ね5時から朝食を提供する店が開きだします。大体7時前にならないと明るくならないので5時と言えば真っ暗闇です。
そして台南の朝と言えばまずはサバヒーそれから牛肉湯と書いてニューロタン、いつもは6時位から長蛇の列になる六千と言うお店に行ってみました。
たどり着くと早くも10人近く並んでいて僕が席に案内されるまで約20分ぐらいかかりました。食べに来てるお客さんさんはご飯片手に牛肉の新鮮なやつを甘辛い醤油と生姜のタレをつけて無言で黙々と味わっています。しかもこのスープは牛肉の素晴らしい出汁が効いていて、もちろんスープを掬いながらご飯と食べても良いのですが、中には通の人がそのスープをご飯にぶっかけてお茶漬け風にして食べてる人思います。
台南は牛の処理場が近く、朝仕入れた牛肉はほぼその日のうちに売り切り人気店では午前中の早い時間で完売で閉店と言うこともザラだそうです。そのうちやっと僕の番が回ってきて一杯120元と白ご飯がちいさいお茶碗一杯10元を支払って、まずは柔らかい牛肉をタレにつけて口に運びます。もうなんといいますか上質のローストビーフのような感じに、スープをご飯にぶっかけは止めにして、僕は蓮華でしみじみと味わうこのにしました。
なんと疲れた胃に朝からすごい優しい感じがして。ほんわかとしてきてこの上のない充実感が湧いてきます。これが台南の牛肉湯。台北ではたぶん食べられないと思います。
六千牛肉湯、120元 |
台北B級グルメ旅に続く。
コメント
コメントを投稿