(更新)よくわかる劣化メディアの現実


17日のダウの大幅安を受けて18日の東京のマーケットは一時300円以上下落しました。その大きな要因はかってのウオターゲート事件を意図的に想起させるようなメディアの大騒ぎです。二匹目の大きなどじょうを釣り上げようと有る事無い事、味噌糞一緒の波状攻撃に出ているわけです。
トラ大統領からフェイクニュースだと罵られ、会見会場にも入れてもらえずこのままでは干上がってしまいそうなワシントンポストをはじめCNNなどの大手メディアは朝から晩までみっともないほど大騒ぎをしている内容は現在下の二項目です。こういうのを「為だけのネタ」と言うそうですが、それでは順番にわかりやすく潰して参りましょう。

おっと、その前に
やはりメディアが好む紋切り型表現の誤りに触れておきます。
この大騒ぎをメディアは早速「ロシア・ゲート」事件と名付けていますが、「ゲート」にスキャンダルを表す意味はありません。従って何々・ゲートといえばすぐ何々事件と言うのは一種の印象操作でしょう。あくまで民主党の本部があったビルが Watergate buildingです。

ウオターゲート・ビル


同じような間違った用法に何々ジャックというのがかってありました。ハイジャックといえば旅客機の乗っ取りを意味しますが、それから派生してシー・ジャックや酷いのになるとバス・ジャックまで飛び出しました。これも「ジャック」に乗っ取るという意味は英語にも米語にもありません。これは印象操作を意図するものではないでしょうが、こんな言葉を使っているのを耳にするとちょっと恥ずかしい気がします。
ちなみにハイジャックは「Hi! Jack」で旅客機の乗っ取り犯が、パイロットに声をかけるまあ関西弁でいうと「ちょっと、兄ちゃん!」ぐらいのものです。勿論ハイは高度を表すhighではなくてHi!ですね。
まだまだ同じようなパターンもありますが簡単に、租税回避地の事を日本語ででタックス・ヘイブンと呼びメディアでは「税金天国」などと名付けている事がありますがheavenは天国ですが租税回避地はhavenですね。このような言葉を平気で使っているメディアには知性も教養も感じられません。


① 前大統領補佐官のフリン氏のロシアへの不適切関与への捜査をFBIコミー前長官にやめさせるよう干渉した事

I hope you can see your way clear to letting this go, to letting Flynn go.(Trump)

"He is a good guy. I hope you can let this go.(Trump)

"I agree he is a good guy." (Coney)

上が前コミー長官がトラ大統領とホワイトハウスで会見した際の彼のメモとされているもののすべてです。
関西弁でB級訳をつけると「あいつは悪い奴とちゃうから見逃したってえな」ぐらいのことですよね。こんなものでは恐喝罪の構成要件にも当たらずふつう起訴もできません。
しかも同席したマクマスター首席補佐官も明確に否定しています。

トラ大統領はビジネスマンであってバリバリの営業マンですから、その他多少のハッタリや駆け引きがあったかも知れませんが、台湾の蔡さんと電話で話した事で習近平の出鼻を挫き東アジア情勢を有利に持っていったやり方など大いに国益でしょう。これがおとなしくて優柔不断といわれた前政権との違いなのでしょう。ちなみに後日マールアラーゴでの習近平との夕食会が始まる直前、トラ大統領はちょっと耳打ちし「シリアにミサイル攻撃しときましたで」とやった際、習近平は約20秒間目が泳ぎその後最初に発した言葉は「もう一度訳してくれませんか」(请再翻译一遍)だったそうです。元営業マンだった僕もしびれるようなもってゆきようです。もちろん娘婿にロシアの了解を事前に取らせたものと思われます。

大統領がやってはいけない事のひとつにFBI長官の更迭があり、これは流石に不用意だったにせよ、コニー前長官の更迭が捜査妨害と受け取られかねないというロジックだったら、大統領のスピード違反は道路交通法の否定と受け取られかねないのか、不法移民を排する事が人権の無視と受け取られかねないのか、この程度の事だったらそういう事です。



② ラブロフロシア外相と会談した際、ISに対する機密情報を漏らしたと言われている事

これについてもマクマスター首席補佐官は「一般に公開されている情報以上は何も機密上問題のある発言はなかった」と明確に否定していますし、証拠も示さずに言わなかったことの証明を求めるのはまるで森友レベルです。おっと今は更にお粗末な加計も出ました。
ホワイトハウス内の会談だったら、当然録音されていることはトラ大統領も承知の上だろうし、これもビジネスマントークの範疇のものだと思われます。

さらに問題の相手方であるロシアのプーチン大統領はソチで記者会見を行い、「もし機密情報を受け取っていたならラブロフ外相をその情報を教えてくれなかったカドで譴責処分にしなければなりません。」とユーモアを交えて述べ記者団の失笑を誘い、いつも仏頂面の外相の微笑む表情を僕は初めて見ました。その上で米議会の了承があれば両者の会談内容の議事録を提出してもよいとまで話しています。
そして彼の結論は強烈です、「米国の政界で揉め事が始まったときは滑稽な感じがしましたが、今は何だか悲しくなるというか心配になってきます。こんなくだらないことを発信している人たちは一体どこに行き着くんだろうか。



B級見解は以上のような感じですが、まあ日米ともにメディアによる揚げ足取りや人を罠にはめる事でプーチン大統領の言う政権の足を引っ張るだけのこういう事をやっている人たちこそ大きく国益を損ないかねないでしょう。
でも毎日毎日メディアによる執拗な攻撃にご本人は「決して負けるわけにはいかない、皆さんの夢の実現をこんな奴らに邪魔させてはいけません!」と演説も力強いですが、万一弾劾プロセスがスタートしてしまうとトラ大統領は辞任してしまうかも知れません。

お隣の国でも大したこともない容疑で刑事訴追され、まだまっとうな政権をメディアをはじめ反政府勢力はあの手この手で引きずり倒し弾劾が実効されたばかりです。かの国の行き着く先はもはや価値観を共有できる関係とは言い切れない国になってしまいそうです。不良債権はできるだけ傷口が浅いうちに売却してしまうのがビジネスの鉄則です。お金で解決できる事ならまだしも国家レベルで合意した事項に反しいわゆる従軍慰安婦像の次は徴用工像だとかで国連にロビイングしデマで我が国を貶める事はもう許容できません。

トラ大統領が辞任したらペンス副大統領が昇格します。ええっ、その方がいいかって、僕は日本にとってはそうは思いませんし、ビジネスライクな話の持って行きようや結構以前言った事を気にして検証し実現する方向に頑張っているようだし、日本の安倍首相をほんとに頼りにしているあの姿勢はいいですね。それに何より、もうご本人はこれ以上必要ありませんから見苦しい金の問題が出ない事が安心です。


ディープ・スロート(情報源)への取材
ロシア・ゲート事件

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