出汁の澄んだおでん

先日実家で妹が作ったおでんを食べていたら、妹の旦那さんが「おでんの出汁が澄み切ったのがあるよね〜あんなんどおしたらできんねやろなあ」と言っていました。
妹作のおでんも結構美味しいのですが、やはり出汁自体が少なくしかも残念ながら澄み切ってはいません。
そこでB級グルメ評論家としては聞き捨てなりませんので、澄み切った出汁のおでんを作ってみました。


上の写真からは澄みきり具合はよく分かりませんが結果は実に美味です。

試行錯誤の結果のおでん必勝のポイントは、
①水8カップに利尻昆布10センチ位のやつ1枚1時間以上浸して
②酒大3、薄口醤油大3、鰹出汁大3、塩小1、味醂小1で点火
③沸騰前に利尻昆布は取り出して縦切り1センチで結んでおく
④そして沸騰しそうになってきたら必死のパッチでアク取りアク取り
⑤芋、大根、卵、タコ、昆布結以外の具材は全て投入前に事前に湯通しして油分その他をカット
⑥今回は、糸コン、ゴボ天、厚揚げ、すじ肉等を湯通しして投入
⑦ただし投入順は必ず順番厳守の事
・大根、すじ肉、卵、糸コン、昆布結入で40分中火で煮込む
・芋、厚揚げ、ゴボ天投入でさらに20分煮込む
・最後にタコ投入で5分
⑧以上沸騰させないように慎重に煮込んだら火を止め最低1時間待つ
⑨温度が下がってゆく過程で出汁が染み渡ります
⑩投入の順番を遵守する事で、芋は崩れる事なく、練り物は膨張することなく、タコは固くなることなく、出汁を瀆す事なく出来上がります

そして食べる直前に再度温めますが、冬場だったら土鍋に移して最弱火のままオン・ザ食卓でもいいですね。我が家はIHですから土鍋の際はカセットコンロが必要ですが、ムードが出ますね。
更に季節のサンマ&大根おろしを添えて、新米のご飯があればかかか完璧ですね。

※ただし新米は、新嘗祭(今は勤労感謝の日になってますが)が終わるまで天皇皇后両陛下は口になさりません。
ごめんね、お先しま〜す。

追伸:おでんを全部食べてしまったらどうするか?
回答:せっかくの出汁を捨てるのはもったいないので、
①人参1/2本細かく切る
②薄揚げ1枚細かく切る
③舞茸1パック、シメジ1パック、ごぼう少々を追加して
④水の代わりにおでん出汁を使って炊き込みご飯に変身!
その際、鶏もも肉200グラム程度酒と生姜に漬け込んだやつを焦げ目が付くくらいに秘伝のタレを加えながら火を通します。
そして炊き上がった、炊き込みご飯と鶏肉を炊飯器の中で満を持して合体させます。
こうすることのよって鶏肉が縮みあがる事がなく、さらに美味しくなります。

以上冷蔵庫の中をかき回し更にうまく買い物すれば、二人分二日分1000円以内で収まりまっせ〜。
しかも京都の料亭の味です。ただしB級ですが。。。

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