未来を予測する学問とはなんやそれ?

アルビン トフラー(ご冥福を心よりお祈り申し上げます)

アルビン・トフラーと言えば僕たち学生時代には「未来の衝撃」とか「第三の波」とかずいぶん熱心に読んだものです。
またその頃はまった本には「パワーシフト」とか「大国の滅亡」(ポール・ケネディ)とかもありましたね。「エクセレント・カンパニー」(トム・ピータース)等は入社試験の面接官とその考え方で意気投合した覚えがありますね。
その上で未来を予測する学問というものは一体何なのかちょっと考えてみました。

マクロ経済学の範疇で最近ぎょえーと思った考えに、
近隣窮乏化政策
(beggar-my-neighbour policy)

というのがありますね。いわうる自国通貨安によって不況を他国に押し付ける考え方です。
さて、こんなのが学問の一部といえるのでしょうか?誰かが言ってましたが、それは航空機墜落技術とか食中毒弁当隠蔽学などと同じ発想であり、技術的には可能であってもまともな学者はこんなことはやりませんね。不肖私は、人を豊かにしたり進歩させるものが学問だと認識しておりますがこんな事を言ってるから、僕は経済学というある意味で半ば未来を予測する学問の偽物性を嗅ぎ分けざるをえないのです。

自称経済学者とか経済評論家とか称する半分芸能人のような人物がしたり顔してアホノミクスとか「1ドルが50円になる」
または、「中国経済が破綻する」とか、、、
それで一体いつ超円高に、いつ中国経済が破綻するのでしょうか?もうそろそろですか?
財政規律ガーが暗躍して緊縮経済に導き、子育て世代に冷たくあたり、消費税をあげてその結果税収をおとし、この国の経済規模を痩せ細らせ
それでも我慢しないと日本国債のクレディビリティが低下し将来大変なことになるそうですが、
すみませんが、いつ大変なことになりますか?もうそろそろですか?

未来を予測する学はなし。
こんなのもあります。
地震(過去数十年に起こった死者10人以上の地震の発生予測はすべて外れ)
火山の噴火情報に至っては御嶽山で亡くなられた方が50人近く出たことは記憶に新しいところです。
軽四くらいの大きさもある噴石に当って多くの人命がうそのように失われたように、こんなのもまさに中毒弁当隠蔽技術と同じですね。
地震学者も火山学者も気象庁も(本当は明日の天気もはっきりわからないんです)そして経済学者も判らない事は、判らない。出来ない事は出来ないといわないといけない、そうでないと人を豊かにするどころか予測や予報と称するものを信じたばっかりにとんでもない被害を受けそしてほとぼりが冷めた頃にまたやおら出てくるのが未来を予測する経済学者。

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