今朝涙が出た事

旅先でなんなんですが、先ずは時事通信のニュース原稿を引用させてもらいます。

(以下引用)
面会に同席した古屋圭司拉致議連会長によると、2日間にわたった2月の首脳会談で、当初話題を変えようとした金正恩朝鮮労働党委員長に対し、トランプ氏は「そういうわけにはいかない」とばかりに繰り返し拉致問題に言及したという。
(引用終わり)

これは先日拉致被害者家族がワシントンDCでボティンジャーNSC代表と面会した際の様子だそうです。
日本の外務省を始め政府の拉致担当責任者がほとんど何の成果も得られずに数十年も経過している反面、米国のトランプ大統領が金正恩に追求すると相手も逃げられない現実は、当然のことながら軍事力の背景があります。

2019年2月27日及び2月28日


そして自衛権の行使も含めて、相手が外国だったらいかなる戦力の行使どころか威嚇さえもできないのは、日本国憲法で明確に規定されているからに他なりません。したがって拉致という国家犯罪に対し「話し合い」以外に打てる手を打ってこなかったというより打てなかったのは、我が国が何の軍事的な背景が無いことに最終的に帰結します。

トランプ大統領の外交政策のすべてが正しいとはいい切れませんが、少なくとも北朝鮮政策の大半は間違いないでしょう。拉致問題の解決が米国の直接の国益に繋がらないかもしれませんが、ここまで真剣に問題視し拘る姿勢には本当に感謝のあまり涙が出てきそうになります。

憲法記念日にあたり日本の野党は安倍首相が憲法改正に拘る2020年までという期限に対し、期限を切るべきでない、という主張をしますが例えばトランプ大統領の前半のあと2年の任期ともし再選されたとしても4年という期限がきっちりと切られています。
それに対し、中国や北朝鮮などの独裁国家にはその期限がありません。極端な言い方かもしれませんが、民主主義を維持するためのコストを支払わなければならない米国や我が国には、ある意味時間との戦いというハンディがあるわけです。

今こそ、我が国に主権がなかった時期にGHQの民政局が大急ぎで取り纏めた草案を大筋で飲まざるを得なかった日本国憲法をどうしなければならないか、そのときの統制規範も含めて時事通信のニュース記事を読んでつくづく考えてみました。

法哲学ゼミナール

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