B級中国語会話④
ずっと昔の話ですが、一時中国国内で サーズ が流行していた頃どうしても野暮用があって西安へ出かけたたことがありました。西安市内では特に何ごともないような感じで、駅とかではたまにマスクをした人を見かけるくらいで日本の花粉症の時期のように多くの人がマスクと帽子で変装しているかのような光景は見られませんでした。 その中 酒泉 からの長距離列車のコンパートメントに乗り合わせた上海行のおじさんとしばらく話し込んだりしてはいましたが、特にサーズの話題も出ず普段と変わらない愉快な話で盛り上げっていました。 西安火车场 スローガンにある非典とはサーズの事 さていよいよ帰国の段になって西安の国際空港(咸阳机场)の 中国東方航空 のチェックインカウンターに時間どうりに向かうと、なんともはやカウンターは電気が消えて真っ暗、そしてスタッフたちの影も形もありません。そしてなんやかんやで空港職員とおおもめになり結局わかった事は、日本の成田行は流行病のために急遽欠航(多分搭乗客があまりに少ないため取りやめ)とのことでした。そして当日中に日本に帰るためには、一旦日本航空の正規料金を支払って上海まで行ってそこから更に日本航空の正規料金で、成田までとなりました。目のくらむような金額になります。その上問題は西安からは上海の国内空港(红桥机场)につくのでそこから国際空港(浦东机场)までの接続時間が二時間弱しかない、ああこれはもうあかん、という条件付きでした。 両空港は100キロ近く離れていてタクシーで飛ばすしか方法はありませんので、红桥に着いて僕はタクシーに飛び乗りました。その際のやり取りを今回は振り返ってみましょう。 您去那儿?ニンチーナア(どちらまで) もちろん運転手さんは僕がそのような状況である事は知りませんので落ち着いたものです。 我要急急忙忙的到浦东机场,没有时间 ,来不及的。ウオジージーマンマンダダオプートンジーチャン、メイヨウシージェン、ライブジーダア(上海浦東空港までめちゃ急いでますねん、時間がなくて間に合いそうにない!)通常中国ではタクシーにひとりで乗車する時は日本で言う助手席に座ります。行き先をあれこれと注文をつけるのに便利だからと運転手さんとの会話を楽しむためでしょうが僕はそれどころではありませんので後部席で応援するしかありません。