投稿

5月, 2017の投稿を表示しています

B級中国語会話④

イメージ
ずっと昔の話ですが、一時中国国内で サーズ が流行していた頃どうしても野暮用があって西安へ出かけたたことがありました。西安市内では特に何ごともないような感じで、駅とかではたまにマスクをした人を見かけるくらいで日本の花粉症の時期のように多くの人がマスクと帽子で変装しているかのような光景は見られませんでした。 その中 酒泉 からの長距離列車のコンパートメントに乗り合わせた上海行のおじさんとしばらく話し込んだりしてはいましたが、特にサーズの話題も出ず普段と変わらない愉快な話で盛り上げっていました。 西安火车场 スローガンにある非典とはサーズの事 さていよいよ帰国の段になって西安の国際空港(咸阳机场)の 中国東方航空 のチェックインカウンターに時間どうりに向かうと、なんともはやカウンターは電気が消えて真っ暗、そしてスタッフたちの影も形もありません。そしてなんやかんやで空港職員とおおもめになり結局わかった事は、日本の成田行は流行病のために急遽欠航(多分搭乗客があまりに少ないため取りやめ)とのことでした。そして当日中に日本に帰るためには、一旦日本航空の正規料金を支払って上海まで行ってそこから更に日本航空の正規料金で、成田までとなりました。目のくらむような金額になります。その上問題は西安からは上海の国内空港(红桥机场)につくのでそこから国際空港(浦东机场)までの接続時間が二時間弱しかない、ああこれはもうあかん、という条件付きでした。 両空港は100キロ近く離れていてタクシーで飛ばすしか方法はありませんので、红桥に着いて僕はタクシーに飛び乗りました。その際のやり取りを今回は振り返ってみましょう。 您去那儿?ニンチーナア(どちらまで) もちろん運転手さんは僕がそのような状況である事は知りませんので落ち着いたものです。 我要急急忙忙的到浦东机场,没有时间 ,来不及的。ウオジージーマンマンダダオプートンジーチャン、メイヨウシージェン、ライブジーダア(上海浦東空港までめちゃ急いでますねん、時間がなくて間に合いそうにない!)通常中国ではタクシーにひとりで乗車する時は日本で言う助手席に座ります。行き先をあれこれと注文をつけるのに便利だからと運転手さんとの会話を楽しむためでしょうが僕はそれどころではありませんので後部席で応援するしかありません。

香酥排骨(B級)

イメージ
台湾南部の夜市のスナック人気ナンバーワンのひとつに豚バラブロック肉を2〜3センチ角にぶつ切りしたものを味付けし、高温でサクッと揚げた「香酥排骨」がシンプルな中に人気の屋台では結構長い行列ができるほど並びます。もちろん揚げたてのサクサク感を楽しむだけでなく、揚げているいい匂いも行列を長くする理由となっています。 そのシンプルさは名前に「香」という文字があるにも関わらすおそらく味付けは塩のみだと思われます。(見ていてもそうとしか思えません)そうして「酥」という文字はもちろん日本語にはありませんが唇を突き出して「スウ−」と発音します。これはサクサクという意味です。 合わせて「シャンスウ−」と平らに発音します。 さて「排骨」も日本語にはない表現ですが、関西風にいえばトンカツに似てますが、ちょっと違うところは文字にもあるとおり骨付きの場合が多く、特に断っていない内は骨付きを現します。 でも日本では骨付きの豚バラブロックはなかなか入手が難しいので僕は骨なしのものを今回は使います。中国人なら誰にでも作れる簡単な料理でしょうが僕は見てきた作り方として、 材料: 豚ばら肉 ……… 300g ネギ ……… 2〜3本 ニンニク ……… 3かけ 調味料1: 塩 ……… 小さじ1/4 片栗粉 ……… 小さじ2 料理酒 ……… 小さじ1 調味料2: 塩 ……… ひとつまみ 胡椒 ……… 少々 ごま油 ……… 少々 作り方: 1.ネギを細かく刻み、ニンニクは皮をむいてスライス。 2.豚ばら肉を2cmほどのブロック状に切り、熱湯にくぐらせてアクを抜き、水気を切る。これを調味料1を混ぜたものとよく混ぜ合わせしばらく寝かしておきます。 3.鍋に揚げ物用の油を入れ180度まで熱する。作り方2で寝かしておいた豚ばら肉を入れ、きつね色になるまで4、5分揚げ火が通ったら取り出してキッチンペーパーで油を切っておきます。 4.別の鍋に大さじ1のごま油(分量外)をひき、ニンニク、ネギを炒めて香りを出しそして油を切っておいた豚ばら肉を加え、最後に調味料2を全て加えて味を調えて完成となります。 香酥排骨 まあ、ポイントはシンプルな味付けに徹するわけですから油の温度と揚げすぎないように、三段階で熱する事を考慮する事くらいですかね。 実際の屋

(更新)よくわかる劣化メディアの現実

イメージ
17日のダウの大幅安を受けて18日の東京のマーケットは一時300円以上下落しました。その大きな要因はかってのウオターゲート事件を意図的に想起させるようなメディアの大騒ぎです。二匹目の大きなどじょうを釣り上げようと有る事無い事、味噌糞一緒の波状攻撃に出ているわけです。 トラ大統領からフェイクニュースだと罵られ、会見会場にも入れてもらえずこのままでは干上がってしまいそうなワシントンポストをはじめCNNなどの大手メディアは朝から晩までみっともないほど大騒ぎをしている内容は現在下の二項目です。こういうのを「為だけのネタ」と言うそうですが、それでは順番にわかりやすく潰して参りましょう。 おっと、その前に やはりメディアが好む紋切り型表現の誤りに触れておきます。 この大騒ぎをメディアは早速「ロシア・ゲート」事件と名付けていますが、「ゲート」にスキャンダルを表す意味はありません。従って何々・ゲートといえばすぐ何々事件と言うのは一種の印象操作でしょう。あくまで民主党の本部があったビルが Watergate buildingです。 ウオターゲート・ビル 同じような間違った用法に何々ジャックというのがかってありました。ハイジャックといえば旅客機の乗っ取りを意味しますが、それから派生してシー・ジャックや酷いのになるとバス・ジャックまで飛び出しました。これも「ジャック」に乗っ取るという意味は英語にも米語にもありません。これは印象操作を意図するものではないでしょうが、こんな言葉を使っているのを耳にするとちょっと恥ずかしい気がします。 ちなみにハイジャックは「Hi! Jack」で旅客機の乗っ取り犯が、パイロットに声をかけるまあ関西弁でいうと「ちょっと、兄ちゃん!」ぐらいのものです。勿論ハイは高度を表すhighではなくてHi!ですね。 まだまだ同じようなパターンもありますが簡単に、租税回避地の事を日本語ででタックス・ヘイブンと呼びメディアでは「税金天国」などと名付けている事がありますがheavenは天国ですが租税回避地はhavenですね。このような言葉を平気で使っているメディアには知性も教養も感じられません。 ① 前大統領補佐官のフリン氏のロシアへの不適切関与への捜査をFBIコミー前長官にやめさせるよう干渉した事 I hope you can see y

珍しくB級じゃなくって

イメージ
台北の中心部から MRT と呼ばれる都市交通で一時間弱で台湾のベニスと言われる淡水に着きます。バスやタクシーを利用することなく移動もできるし、恋人たちのロマンチックな風景やグルメスポットも満載の魅力の街です。 海風餐廳にて 上はカニと大量のタマネギとちょっとの卵で炒めてあるんですが、カニの超絶濃厚エキスとタマネギの甘みが絡み合ってもう別次元の美味を醸し出してるのです。これは今まで出会ったことのない味。これ食べに淡水まで来ても全く後悔ないレベルですね。50年の当店の看板メニュだそうです。難点と言えば花ガニを一匹豪快にぶつ切りしてありますのでどうしても最終的には素手で身を穿るといことになりますので、要はベタベタになりますが。でもそんなことを言ってはいられませんね。充実の逸品 ちょっと小ぶりですがカラス貝ではなくって実はアワビです。ニンニク味が効いた中華ソースが何ともいえずビールと合いますね。身自体はやはり海の香りがしてこれまた今まで経験のない美味でありました。ちょっと高かったけどせっかく有名店に潜り込めたので頼んでみて正解でした。マンゴーもそうですが日本で食べる値段の数十分の一の値段で済むのが有り難いですね。 淡水河の散歩道 恋人たちが歩くコースは淡水沿いにそうだなあ、2キロ位あります。途中で喧嘩になっても戻って来るまでには仲直りが十分できる距離ですな。MRT淡水の駅からこのコースに沿ってのんびり歩いてゆくと行き着く先は、「紅毛城」という1628年にスペイン人に建設されたお城が一番の観光地となります。その周辺にも多くの洋館がありますがお天気のいい日には洋館散策も楽しいものです。なんだか神戸の異人館に来たような錯覚に陥りそうです。 紅毛城 ここまで来ると、食事を含めてほぼ半日がかりとなりますが港町の開放的な雰囲気とおいしい海鮮料理それに老街の情緒が楽しめてしかも始発駅ですから台北中心地まで座って帰れます。おすすめです。

卤味(B級)

イメージ
屋台の料理はある意味お客の前で正々堂々調理してくれるし、食材の保存状況も見てればすぐにわかるし、何より屋台のおばちゃんたちは働き者であんなきつい仕事をしかも儲けは薄くやっているので食中毒を出したというような物騒な話はあまり聞いたことがありません。 台湾の夜の楽しみといえばやはり夜市です。夜市の半分は食べ物エリア、そしてまた半分は買い物&ゲームエリアになっていて、ちょっとした縁日気分ですが、僕のパターンはまず食事をするためにブラブラしつつお目当ての屋台を探す。これで一時間ぐらいはかかります。そしてお目当てを食べてしまった後、女性は買い物ゾーンに突入し散財。男性はゲームコーナーで散財、これでざっと2時間強くらいかかりますが、やはり小吃の極みはちょっと怪しい感じがする卤味(ルーウェイ)が極みといえます。 これは鳥肉だけでなく、その皮や内臓そして脚の先まで具材となり更に練り物、野菜なども独特の調味料と八角等のスパイスで煮染めた一種のスナックです。 昔シルクロードを旅したとき、羊肉串にかかったクミンシードを中心に様々なスパイスに堪能しましたが、それよりはずっとマイルドではありますが風味の奥深さを感じますね。更に良く似たスナックに山東鴨頭というのがあってこれも鴨のほぼすべての部分を独特のスパイスで煮込んだものです。北京ダックでも鴨の頭を半分に切って焼いたもも出ますがそれよりはずっとグロテスクさをカモフアージュされた感じと思って下さい。とても旨くてビールに会います。 今回はちょっとB級を通り越してひょっとしたらÇ級まで飛んでいってしまったかも知れませんがでも僕はほんとに夜市の屋台が好きです。夜市に連れて行ってもらう子供の表情、屋台のおばちゃんの真剣な眼差し、お客を大事にする商売、なんだか見ているだけでも懐かしさを感じてきます。次回は食べ物以外の屋台の風景もご紹介いたしますので楽しみに。 (台南から台北への高速バス内にてアップ)

知的で美しい笑顔に危うくやられるところでした

イメージ
トラ大統領が公約し何としても廃止したかった制度のひとつにオバマケア(Obama care)がありました。しかしやっと廃止にこぎつけたものの、その代替案が フリーダムコーカス (Freedom Caucus) を中心とする一部の共和党内の議員団や政権の足を引っ張ろうとするメディア群によって阻まれ続けられています。 下の論調はリベラル側がいわゆる情報弱者側を嘘の世界に導く常套句だと思われるので、ちょっと長くなりますが引用してみたいと思います。 「代替案で一部の人が恩恵を受けるのは確かだ。特に若者や健康な人々、裕福な人々にとってはその通りで、(中略)だが、この代替案は多くのアメリカ人にとって極めて深刻な問題をもたらすことになる。保険料や自己負担額どちらかの値上げ、もしくは両方の値上げ、あるいは健康保険を失う恐れがある。 そして富裕層が大幅な税控除を受けられる一方で、一番大きな影響を受けるのは貧困層や持病を抱える人々だ。 」(朝日新聞提携のHUFF POST 日本版5月2日) 極めて大まかに言いますと、リベラル側は米国の東西沿海州の大都市に住む比較的裕福な層に支持を受け、トラ支持層はラストベルトと呼ばれる地方都市に住む大多数の忘れ去られた人たちですね。そして現在の米国はメリークリスマスとも言いにくい程の極端な左風が吹き荒れています。 そのリベラル層が一番嫌うのが上のコラムの最後の辺りの決めの常套句です。また、 ・・・・・・恐れがあると言いながら根拠も示さず徒に人の不安を煽るやり方もそれに輪をかけているとも言えます。 実はトラ大統領がヒラリー候補に勝つことは初めからはっきりしていた、つまりそれでは自分の身が危ないと察知したメディア群が嘘への誘導のために公民権運動の立役者のひとりであったジョンルイス氏や兵役問題で一時騒ぎになったギズルカーン氏、挙句の果には30年前のセクハラ疑惑の(既に時効だと思われる)ジェシカリーズ氏とかいう74歳の女性まで動員してトラ候補の選挙活動を激しく妨害し続けていたという見方も今となってはあります。 そういえば大昔「姫のトラ退治」とかいうのが日本でもありましたが、あの姫は一体どうなったのでしょう。多分僕の記憶ではいつもの転落コースのひとつ、不倫>>刑事告訴>>詐欺で告発の何処かで聞いたようなパターンではなかったでしょうか。

G/W中の書評

イメージ
G/W期間中の移動はとても苦痛を伴うものだし何よりコスト高が著しいので、取材旅行については、5月2週以降として今回はスポーツクラブのテニスシングル試合(4ゲーム先取の総当り)への出場と恒例のいちご狩りそれと読書に励む事といたしました。 4ゲーム先取だったらワンブレイクすればOKなので気楽だし、集中力の問題だけなので大して疲れもしないのでいいかなと思っています。 さて簡単に書評を書いてみますが、とにかく世の中には結構僕と同じ様な事を考えている人もいるものだなあ、と一言で言うとしたらそうなります。 ①「古都台南へ」岩田優子著 イコロス出版 2017年3月31日初版 台湾といえば台北の案内書は結構見かけますがこれは、台南に特化した本ですね。台南に10年暮らす著者がとっておきの店・スポットをきれいな写真付きで紹介してくれます。安平・玉井・新化老街などのちょっとディープでノスタルジックな台湾を味わえます。 僕は台南には十回近く訪れ、とても便利で気に入ったホテルもあってフロントのお姉さま方には抹茶団子なんかのちょっとしたお土産を買っていくものだからいつも同じ気に入った部屋を割り当ててくれたりして本当に気楽な土地柄です。 彼女はお父さんが日本人らしく、日本語が上手ですが部屋にあったアンケート用紙の質問事項の日本語表現が余りに変なので、書かれている日本語に赤ペンを入れてあげるととても喜んでいました。でも「中国経済はガタガタ」を「中国経済はカタカタ」と発音するので思わず失礼ながら吹き出してしまいました。やはり日本語の濁音は難しいのでしょうね。 それとカタカナの読み書きが弱い事と、丁寧語、謙譲表現、敬語の使い分けがやはり難しいようですね。 台北にも言えることですが、台南市内はとてもコンパクトに出来ててほぼ数十分あればバスなり車で用が済んでしまいそうです。特に台北はMRTと呼ばれる都市交通が発達していてまた非常に安価でほとんどの目的地につながっているだけでなく、2017年の3月からは桃園国際空港まで台北から直接繋がるようになり非常に便利です。 台南では、バスの路線網が充実していてスマホアプリにて近くのバス停の位置や、バスの到着時間までわかってこの上なく安価で移動することが可能です。 従ってこの本で紹介されているグルメやお店は結構行っ