オールドメディアにはもううんざり


「アメリカ国内にはただでさえ中国と貿易問題で揉めている中でこれ以上刺激するのは良くないという意見もあります。」
「アメリカでは」という言い方がありますがもちろんアメリカ全体が一枚岩であるはずもなく議会の中でも勿論対立し国民の中でも様々な価値観があるのは当たり前のことですね。これはあるBS番組の台湾の蔡英文政権についての解説の中での典型的な論調です。


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繰り返しますが、「アメリカ国内にはただでさえ中国と貿易問題で揉めている中でこれ以上刺激するのは良くないという意見もあります。」
「アメリカでは」という言い方がありますがもちろんアメリカ全体が一枚岩であるはずもなく議会の中でも勿論対立し、国民の中でも様々な価値観があるのは当たり前のことですね。

論説の中で「という意見もあります」の「も」がミソで そのものが占める割合はどのくらいあるかということが大事なのであって。視聴者がその「も」が半分近くあるような印象を持ちそうな論調は一種の騙しのテクニックというか紋切り型の収め方です。


オールドメディアの癖というか病気としてとして常に現政権を批判だけし、あるいは現政権に有利なことは報道しないという姿勢でやっているのは明らかです。 これは日米とも同じことが言えていて この事案でいえばアメリカが台湾旅行法(Taiwan Travel Act)という法律で台湾を同じ価値観を共有する仲間として守ろうという意思を示したことは東アジアの平和と安定という観点から言って悪いことなのでしょうか?

ここではむしろ日本もアメリカと強く連携し台湾やフィリピンやベトナムなどの比較的軍事力の弱い東アジアの重要な国々を他国の侵略行為から守っていくということが多大なコストがかかるということを考慮してもなんとしてもやっていかねばならないことです。

そういう意味でこの論調は一体どっちの方を向いているのかわからないという結論に達してまいります。

安倍首相のやることは何でも反対、トランプ大統領は間違っている。このような論調が常に日米のオールドメディアでは常態化していてまたその論調をあたかも自分の意見のように人前で発言する人が結構いて困ったものだと思います。

さらに言えば台湾独立という機運が台湾の国内で盛り上がってるような表現や映像もこの番組の中ではなされていますが、これは台湾に行ったこともなく、興味がない人を騙すには 十分でしょうが、実際台北市内では台湾独立などと訴える団体や個人はほとんどいないのが現状です。前総統の李登輝さんでさえそんなことは必要ないとその著書の中で語っています。
それはなぜか?答えは簡単です。もうすでに台湾は大陸とは政治システム、社会のあり方、民主主義の確立など全く中共とは全く異なっていて今更独立などと、叫ばなくとももう既に完全に独立しているからです 。立法府、行政機関、司法機関それに軍も 充実しつつあり東アジア第一の民主主義国といっても過言ではありません。

こんなことはよく台湾の学生や海外の友人たちとお酒を酌み交わしていると、そういうオールドメディア独特のバイアス(Media Bias) のかかった論調が出た時やトランプ大統領のロシア疑惑など一切無かっただけでなく逆に民主党側がFBIや司法省を使ってトランプ氏を貶めようしていた恐るべき事実(その時のFBI長官が先日解任されたジェイムズコミーであり超リベラルなロレッタリンチ司法長官)を全く報じない事にパッと拒否反応が起こりますね 。

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