客家(はっか)の料理
台湾には中華人共和国が毛沢東によって樹立された後に蒋介石と共に大陸から逃れてきたいわゆる外省人と、もともと台湾に住み着いていた内省人におおまかに分かれます。
更に内省人ももともとこの地にルーツがある原住民と数百年前に大陸(主に福建省)から渡ってきた客家に分かれます。
したがって使用する言語は、もともとの台湾語(中国語と似ても似つきません)と客家の言葉、それに現在公用語となっている国語(中国語の普通語に近い言葉)の3つが大まかにいって入り乱れます。
例えば台湾のJR、台鉄と言いますが、これに乗車すると車内のアナウンスはまずは国語、次に台湾語、次に客家の言葉、最後に英語になりますね。
聴いててすごい興味深いですが、いずれも相当の差があるためちょっと戸惑う事も事実ですね。特に台南等のMRT(都市交通)では大きなターミナル駅では日本語も出てきたりしてびっくりします。「次は美麗島!」とかね。
さて今回は客家の料理を楽しんできましたのご報告いたします。
日本であるインゲンよりやや大振りな豆を細かく切って鶏ミンチととろみ出汁でうまく炒めた料理です。ご飯のお供にビールのおつまみにぴったりコンです。
これは、地元の芋とシソに似た野菜を組み合わせ豚肉をトッピングした料理でなんともエクゾチックな魅力に溢れた、手の込んだ料理ですね。
ちょっと蒸したような料理方法は勉強になりますね。
おそらく鳥の胸肉を蒸して地元の野菜と生花であえたおつまみですが、やや強めの味付けながら、鳥の脂がゼラチン状になってとても食べやすい料理です。
この麺は、京都の細麺のような食感にすごくコクのある野菜スープが心象的でした。数種類の野菜が煮込んでありましたが、残念ながら何の野菜かはわかりませんでした。でもゴーヤかたけのこか、うーんちょっと聞いてみるの忘れてました。すみません。
しかしはっきりと言える事は、台湾の料理は多くの日本人が好むとても優しい(中にはそうでないものももちろんありますが)味付けになっていて、安心して気に入った飲食店にふっらっと立ち寄っても心配はありませんね、特に親日度は相当なもので、日本人とわかると特に年配の方は話しかけてこられたりします。
この前も九份のお店では「私、昭和八年生まれよ!」とおばあちゃんに突然告白されてびっくりしました。
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