これは参った、滑走路で2時間缶詰め
昨日の成田空港は台風の影響で発着便が交錯し、管制が大混乱になっていました。19時発関空行きは何とか19時過ぎには機内への登場案内があったものの、ドアが閉まって全員着席になってからも一向に飛び立つ気配はなく、数10分して後に機長のアナウンスがあって離陸許可が遅れており、あと50分はかかりそうだとの事。
うーー、しまった搭乗前にラウンジで缶酎ハイロング飲んじゃった。しかも窓側のA席でお隣のBもそのまたお隣のCも人がいるうう。たぶん離陸まで1時間強、フライトも1時間強、これはきっとおしっこに行きたくなるなああ。まずいなあ。しかも何のためだかよくわかたないけれど、滑走路で待機中もシートベルト着用の指示があって化粧室の使用は禁止。
LCCのA席は足元にも上半身にもほとんど余裕がなく、以前閉所恐怖症に似た感じになって冷や汗が出てきたことを思い出しました。その時の対処法は、さてと、、えっと
①先ず足元に余裕を作ること。幸いリュックひとつなので上の収納スペースに、そして②次に缶詰め状態にあって、動きが制限されている事を忘れること。さらに③頭上の空気孔からの冷気で機内のよどんだ空気をあまり吸わないこと。
幸いモバイルバッテリーを持っていたので、それを接続してタブレットでYouTubeが見れる。ブルートゥースイヤホンも圧迫感がなくてそこそこ快適。
そうこうしているうちにやっと機体は動き出し、滑走路の端まで来たら当機の離陸順位は7番目で、あと20分位かかるとのアナウンス、ひやー参った。そろそろおしっこもしたくなって来そうだし、強風のためおそらく上空に行っても当分シートベルト着用のサインは消えないだそう。
変なことをいっぱい忘れるために、今度はタブレットを機内モードにしてKindleを読み始める。藤井聡の「プリマリーバランス亡国論」うん、これは面白い。僕が常々疑問に思ってる事を詳しく解説してくれています。日本の経済学者はなぜダメなのか、それは大学の経済学部が文系に分類されていて、結構高度な数学理論など僕も含めて理解できないからだと思いました。
いろいろあって2時間程度の遅れをもってやっと機体は関空に向けて飛びたちました。あら不思議上空に上がると何故か閉塞感も無くなり、おしっこも全然大丈夫になっていましたしその上眠くなってきました。先の三つのおまじまいが効いたのかも知らん。でもぐずぐず文句を言う客もなく、客室乗務員のお姉さま方も大変だったでしょうが、強風の中機体は何事も無かったように安定した姿勢で関空の滑走路に無事着陸いたしました。ああ、おつかれさん。
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