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10月, 2016の投稿を表示しています

ドゥテルテ大統領と放送法

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ドナルド・トランプ共和党大統領候補やフィリピンのドゥテルテ大統領の言動等を形容するのに「過激」とか「暴言」をあたかも決まり文句のように使用する安易なレッテルは、「梅にうぐいす、松に鶴、朝吉に清次」のようなもので、しかも新聞、テレビ等殆ど全てのメディアは同じジャジを下し同じ言い回しをしますね。 またある事件が起こったり有名人の発言が世間に公表された際しばし時を置いて断が下り、その後一斉に同じ方向へ論調が向かってゆきます。 これらの断を下す人は一体誰なんでしょう? 前回の参議院選挙は初めて18歳以上に選挙権が与られ話題になりましたが、共同通信社によると与党自民党への投票率は10代が40.0%、20代が43.2%、30代が40.9%だったそうです。つまりいわゆる若者・子育て世代は現在の安倍政権を支持している人がダントツに多かったという事を現していますね。 今の若者・子育て世代は、バブルが崩壊した1990年頃から賃金は上がるどころか、下降トレンドが続きおそらくOECD諸国の中でも最低レベルであり、将来の年金受給における所得代替率は現在の受給者の半分以下なのではないでしょうか?にもかかわらずこの世代の安倍政権の支持率がダントツなのは一体どうしてなのでしょう? 僕の子どもたち(といってももう家族を持って独立してますが)や孫(といっても来年高校受験ですが)をよく見ていると若い世代に共通しているある事に気付きます。 それは、新聞やテレビなどは殆ど見ないということです。さっき僕が感じていた事、すなわち同じ方向に向かう論調や断を下す人にようやくというか、流石に不信感を持ち始めてきているのではないかな? そしてたった主要4紙、地上放送6局程度しかない既存のメディアがつまらないから、見ないというかアホらしくて見てられないのでしょうね。 トランプ候補やドゥテルテ大統領が必ず過激であって、暴言を吐き、「土人」と捨て台詞をした大阪府警の警官に集中砲火を浴びせ処分させ、安全保障関連法を戦争法といったり、年金の世代間の不公平を減らしサステナビリティを向上させる法案を年金カット法案といってみたり、国の借金は1000兆円を超え国民一人あたりの借金は800万円以上と不安を煽ったり、これ以上日銀が国債を買うと日本国債の信任がなくなり金利が急上昇するという謎の専門家を登場させたり

八重山そば

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石垣島に行くには関空発7時40分に乗る必要があるため大体6時前の光明池からのリムジンバスに乗ります。空いてます。 南ぬ島新石垣空港に11時前に到着すると、先ず市内方面行のバスを探しのんびりと滞在期間中お世話になるホテルに向かいますが、30分もかからないうちに着いてしまいますので僕はリックを預け(僕の顔を見るなりカキさんいらっしゃい、とフロントの女性、いつも212号室を押さえてくれてます)自転車を貸してもらって昼ごはんに直行。のりば食堂。 話し好きのあ姉さんが、きれいな瞳を輝かせて迎えてくれます。 ここのお膳の前に胡座をかきぼんやりとしていると、レトロ感というか何と言うか小さかった頃の記憶が甦るようです。 古い佇まいですけどとても綺麗にしてあってお店の人の人柄までがしのばれる感じがします。僕がうんと小さかった頃家にはこんな感じの居間に白黒の人懐っこいねこがいて、真っ白い割烹着を着たお手伝いさんがいたような微かな記憶が残っています。 のりば食堂にはそばを中心にいろんな名物メニューがありますが、僕は必ずそば定食を頼みます。(カツカレーそばも絶品) 沖縄地方の食堂で定食を頼むと、刺し身がついてる事が多いのですがそれが結構なクオリティなんですね、「カキさん、今日はカジキとイラブチャよ!」 炊き込みご飯の事を沖縄ではジューシー(雑炊)といいますがそのジューシーには硬いもの(クファジューシー)と柔らかいもの(ヤファラジューシー)があります。 碗に大盛りになっているのはクファジューシーですが、ここの味付けは醤油味だけではなく、もう少し複雑な味わいが感じられます。 具も多く、しっかりしてるし程よく脂が乗っています。複雑な味わいの源泉はカツオと豚の合わせ出汁だそうですが、かっては炊きあがり寸前に豚のラードを垂らしていたそうです。まさにB級グルメの極地!素晴らしい!何と美味。 そういえば台湾の田んぼで働く農家飯では豚のラードに醤油をぶっかけただけの白ご飯というのがありました。 ただしここ八重山の文化では、ジューシーは神様を西方から(ニライカナイ)からお迎えする際にお供え物ともなりますので、僕のような単純な感覚を持っていたら不謹慎なことかも知れませんね。 小さく切られたヒジキがシャキシャキ、ときおり椎茸がにゅるり、カステラかまぼこがふわっと、人参

新向南政策

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台湾はこの春から蔡英文政権に切り替わり、いわゆる一辺一国(yibian yiguo)政策が明確となり、ますます一般の台湾国民にとってはナショナリズムが高まってきているように見えます。 しかし春以降の中国大陸からの台湾への観光客は前年30%以上の減少、あるいは業種によっては半分以下になっている状況に対し、先日台北の中心街で土産物業者や飲食業を営む人たちによるデモが行われました。 蔡英文政権は大陸からの観光客を呼び戻せ、という主張です。関係する業界の人たちにとっては死活問題かもしれませんね。 特に台湾には至る所に夜市があり、夜市とはいうものの昼間からやってるところもあって僕の大好きな中山北路の雙城街夜市等はおそらく24時間、2交代制で朝はビジネスマンの朝食、昼も近くのオフィスの勤め人や観光客でごった返していますね。勿論夜も美味しそうな匂いが充満しています。ほんとに安くて美味ですし、目の前で手際よく調理してくれるので安心でその上よく見ていると作り方もある程度解析できますね。実は僕のB級グルメの原点がここにあるといっても過言ではありません。 さはさりながら、一般の台湾の人たちや学生たちに聞いてみるとやはり思っていたとおりの答えが返ってきます。 中国大陸からの観光客はマナーがとても悪く、爆買の後はドタキャン(日本でもやられそうですね) 寺院や博物館の中では子どもたちが大声で走り回り(親の躾がなってない) 挙句の果てには国父紀念館(孫文ですよ!)の前で立ち小便(トレビの泉でもそんな話がありましたね) むしろ少なくなって、ほっとしているとの事でした。そういえばこれは別の事情ですがテロに襲われたパリでも中国人団体客がめっきり減ってパリも以前のように静かになってよかったそうです。なんとも皮肉な話ですね。 その上で、台湾の観光業界や飲食業界のGDPに占める経済規模は数パーセントに過ぎずデモを実施するグループの言い分も判らないでもないが、やはり彼らは自助努力をすべきなのでしょうか? こちら側は自由民主主義、あちら側は社会主義いくら観光客を戻してくれと頼んでもそれは無理な相談であり、むしろあちら側の主張する一个中国(yige zhongguo)に飲み込まれない限り問題は解決しないのでしょうか? そこのところに今新たな時代を迎えた台湾が抱える苦悩があ

出汁の澄んだおでん

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先日実家で妹が作ったおでんを食べていたら、妹の旦那さんが「おでんの出汁が澄み切ったのがあるよね〜あんなんどおしたらできんねやろなあ」と言っていました。 妹作のおでんも結構美味しいのですが、やはり出汁自体が少なくしかも残念ながら澄み切ってはいません。 そこでB級グルメ評論家としては聞き捨てなりませんので、澄み切った出汁のおでんを作ってみました。 上の写真からは澄みきり具合はよく分かりませんが結果は実に美味です。 試行錯誤の結果のおでん必勝のポイントは、 ①水8カップに利尻昆布10センチ位のやつ1枚1時間以上浸して ②酒大3、薄口醤油大3、鰹出汁大3、塩小1、味醂小1で点火 ③沸騰前に利尻昆布は取り出して縦切り1センチで結んでおく ④そして沸騰しそうになってきたら必死のパッチでアク取りアク取り ⑤芋、大根、卵、タコ、昆布結以外の具材は全て投入前に事前に湯通しして油分その他をカット ⑥今回は、糸コン、ゴボ天、厚揚げ、すじ肉等を湯通しして投入 ⑦ただし投入順は必ず順番厳守の事 ・大根、すじ肉、卵、糸コン、昆布結入で40分中火で煮込む ・芋、厚揚げ、ゴボ天投入でさらに20分煮込む ・最後にタコ投入で5分 ⑧以上沸騰させないように慎重に煮込んだら火を止め最低1時間待つ ⑨温度が下がってゆく過程で出汁が染み渡ります ⑩投入の順番を遵守する事で、芋は崩れる事なく、練り物は膨張することなく、タコは固くなることなく、出汁を瀆す事なく出来上がります そして食べる直前に再度温めますが、冬場だったら土鍋に移して最弱火のままオン・ザ食卓でもいいですね。我が家はIHですから土鍋の際はカセットコンロが必要ですが、ムードが出ますね。 更に季節のサンマ&大根おろしを添えて、新米のご飯があればかかか完璧ですね。 ※ただし新米は、新嘗祭(今は勤労感謝の日になってますが)が終わるまで天皇皇后両陛下は口になさりません。 ごめんね、お先しま〜す。 追伸:おでんを全部食べてしまったらどうするか? 回答:せっかくの出汁を捨てるのはもったいないので、 ①人参1/2本細かく切る ②薄揚げ1枚細かく切る ③舞茸1パック、シメジ1パック、ごぼう少々を追加して ④水の代わりにおでん出汁を使って炊き込みご飯に変身! その際、鶏もも肉200グラム程度酒と生姜