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大坂さんにみるメンタルの有り様

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数年前に「プラス思考」という言葉が一斉を風靡したことがありました。ところが、最近になって「プラス思考じゃダメだ」とか「プラス思考の弊害」というようなことが言われ始めています。 自己啓発本やセミナーで「プラス思考」を学び、一度は人生に取り入れてみたものの、マイナスな出来事や感情へ対処できずに、無理が出て諦めてしまう人は数知れず。それに代わるような明確な提案をしているものは、まだありませんでしたが、しかし、最近大坂なおみ選手と大谷翔平選手の2人のアスリートが、プラス思考の上を行くメンタルで、世界的に活躍し始めています。 SNSの発達に伴い、情報発信がいつでもどこでも誰にでもできるようになって以来、自分を過剰に演出し過ぎて中身が伴っていない人や、前向き過ぎて空回りしている人、いわゆるウザい人が、嘲笑の意味で「意識高い系」と呼ばれているのはご存知の通りです。 「意識高い系」と揶揄される人たちは、前向きが過剰になって「前のめり」になり、せっかくのプラス思考が、周りの人にマイナス思考を生んでしまうのです。本来「意識が高い」ことは、人間の成長や社会の進化向上に必要なことのはずなのに。 問題は、意識が高いことではなく、言っていることとやっていることが乖離している、つまり「言行不一致」な状態であることにあります。 プラス思考は「前向き」という思考の方向性を持ちますが、前向きが行き過ぎると、マイナスをなかったことにしたり、前しか見ない融通の利かない人間ができあがります。 しかし、大切な人や出来事は、前だけではなく、横にも後ろにもあります。 偽物の「意識高い系」から本物の「意識高い人」になるには、もっと視野を広くし、前も後ろも横も360度広角で見据えながら、自然や人間の摂理に沿って生きる「上向き」という思考の方向性があります。前後でも正負でもなく、文字通り「上」を見据えるメンタルです。 女子プロテニスで今、世界トップに躍り出ようとしている大坂なおみ選手は、サーシャ・ベイジンコーチの指導で、まさに意識と思考を上向きに変えて、一気にトッププレイヤーとなりました。 心を使う主人になるために必要な能力は、「集中力」です。それは、外の対象物へ向かう力(=執着)ではなく、自分へ集中する力。 外に向かった集中力は、興味や関心があるものに対しては、誰もが普通に

あらら、とっても損失発生か

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2018年秋までは、順調に推移していたポートフォリオは12月に入ると大した理由もなく大きく崩れはじめ、一時は日経225平均が2万円を割り込むところまで下げました。 どうしたものか、ちょっと考えてみましたが、やはり日本企業の上位数十社はちょっとおかしくなってきてるのでは、という見かたにぶつかりました。 ①日産、言うまでもなく日本を植民地くらいにしか考えていない悪魔のような金の亡者に骨までしゃぶられそうですね。 ②武田、いつの間にかCEOがフランス人、創業家全員が反対するなか数兆円規模の超大型TOBで食い物にされています。 ③日立、英国の原発頓挫で数千億円規模の損失。とにかく原発はいかんという妄想宗教にやられ、このままでは電気料金がますます高騰します。 ④ソフトバンク、華為問題で暴かれた経営者孫正義の正体。 ⑤東芝、無能な経営者は何もジャッジできない、そこのところはシャープや日産と同じです。 ⑥トヨタ、章男社長は技術者・レーシングドライバーとしては優秀だがこの期に及んでチャイナ投資?米国から制裁くらいますよ。 ⑦トドのつまりが経団連、駄目な経営者たちは世界が全然見えてませんね。 さて、本題ですが。 中長期的には株式等のリスク資産はプラスの運用になると考えているから投資をしているはずです。そもそもリターンを想定せずに投資をする人はいないですから、プラスの成績を考えることは当たり前です。 日本の経済的成長はこれからもうない、と思っている人は日本株で投資をする必要はありませんし、社会全体が豊かになっていくことに僕らの投資資金が役立ってると思い浮かべられない人は投資をするべきではありませんね。 しかし「短期的には値下がりする可能性があるが、中長期的には回復に転じプラスに至る」という部分で投資を信じることができていないようであれば、そもそもの想定が間違っています。 短期的な企業や社会の経済活動と無関係に動く株価を投資だと思っているから、短期的な値下がりに耐えられないのです。 そして次に想定するべきは「下がる可能性とその程度」ということになってきます。 資産クラスごと(たとえば国内債券か、国内株式か)と投資スタイル(インデックス運用か個別株式投資かなど)によって値下がりの大きさは違うわけですが、国内外に分散投資をしたとしても短期的にマイナス20%く